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セールスイネーブルメントとは?Sales enablement

意味

セールスイネーブルメントとは、営業担当が成果を出せるように、教育・資料・商談の型を整える取り組みのことです。効果を成果の指標で測り、直し続けます。

セールスイネーブルメントの意味と、営業研修・RevOpsとの違い

英語の Sales Enablement は「営業を、成果を出せる状態にする」という意味です。 中身は、新人の立ち上げ、商品と業界の知識、商談の型(聞く項目や決裁者への進め方)、提案書などの資料、同席と振り返りです。 研修と違うのは、1回の講座で終わらせず、現場の数字を見て直し続ける点です。

セールスイネーブルメントと近い取り組みの違い
観点営業研修セールスイネーブルメントRevOps
形単発の講座教育・資料・型を継続して直す定義・引き継ぎ・システムを整える
対象受講者インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスの担当者部門をまたぐ仕組みとデータ
測り方受講率・満足度行動と成果の変化(ステージの転換率、独り立ちまでの日数)数字の一貫性、予測の当たり方
答える問い何を教えたか何ができるようになったかどの会議でも同じ数字が出るか

RevOpsは、定義とデータという物差しを整えます。 セールスイネーブルメントはその物差しで、人がどこでつまずいているかを見つけて直します。

セールスイネーブルメントの始め方と、効果を測るときの注意

始める場所は、教えたい内容ではなく、数字が落ちている段です。ステージ転換率と失注理由を見て、つまずきが集中する段を1つ選びます。 例えば、提案済みから口頭合意へ進めない案件の多くで、決裁者に会えていないとします。 作るべきは商品知識の講座ではなく、決裁者との面談を依頼する型です。 聞く項目の型はMEDDICCが参考になります。

例独り立ちの基準を決めて、立ち上がりを測る

独り立ちの基準を「自分で進めた案件を3件、提案済みまで進めた」と決めます。 前期に着任した3人は、基準を満たすまでに120日・135日・150日かかりました。 今期は最初の30日に先輩の商談へ5回同席し、提案の型で模擬商談を行う手順にしました。 今期の3人が90日・110日・100日なら、短くなったと読めます。 ただし3人では偶然の差も大きいので、次の期も同じ基準で測って確かめます。

数値は説明のための架空のものです。

効果を測るときの注意

  • 受注額だけで測らない。時期や案件の大きさで動くので、手を入れた段の転換率と行動の変化を先に見る。
  • 資料置き場を作って終わらない。商談で使われたかを確かめ、使われない資料は捨てる。
  • 成績の良い担当者のやり方をそのまま型にしない。人柄や経験に頼る部分と、再現できる手順を分けて書く。

段ごとに満たすべき条件の決め方は商談フェーズの定義と移行条件で扱っています。