無料テンプレート(Excel)
ヨミ表テンプレート(Excel):確度と区分を式で出し、週1回の締めで記録を残す
このヨミ表テンプレートは、商談の始まった案件を1行1件で並べ、確度・計上期・加重金額・区分を式で出す Excel のファイルです。区分は決裁者・予算・手続き・日付の根拠のいちばん弱い事実で決まり、週1回の締めで値を記録のシートへ写して残します。
Excel(.xlsx)・5シート。会社名・お名前・会社のメールアドレスを送ると、その場でダウンロードできます。
- 使い方
- 案件
- 記録
- 集計
- 定義
「案件」のシートの見出し(22列)
- 案件ID
- 会社名
- 案件名
- 担当者
- ステージ
- 金額(税抜・円)
- 想定クローズ日
- 決裁者
- 予算
- 手続き
- 日付の根拠
- 計上期
- 確度
- 加重金額
- 既定の区分
- 申告の区分
- 申告の理由
- 区分
- 次のアクション
- 次のアクションの日付
- 確認日
- 放置の判定
- 入力
- 選択
- 式
シートの構成:5枚の役割
ヨミ表のテンプレートは5枚のシートでできています。列の決まりと使い方の注意は、ファイルの「使い方」のシートにも同じ文で入っています。
| シート | 役割 |
|---|---|
| 使い方 | シートの役割・列の意味・週次の締め方。 |
| 案件 | 1行1案件の今の状態。担当者が毎週更新します。 |
| 記録 | 毎週の締めの時点の写し。案件のシートの値を「値のみ貼り付け」で追記し、過去の行は直しません。 |
| 集計 | 締めの日と対象の計上期を入れると、受注済み・区分ごとの金額・着地見込みの下限・放置の件数と、担当者ごとの数字が出ます。 |
| 定義 | ステージと確度・事実の3段・申告の理由・担当者・期首の月・未確認とみなす日数。管理者だけが直し、直した日を残します。 |
列の定義:全23列の入れるものと決まり
担当者が入れる列は選択肢・日付・整数だけにし、確度や区分のような判断の列は式で出します。入れ方が「式」の列は、ファイルでは灰色で、手で入れません。 確度を手で入れない理由と列の考え方は、記事ヨミ表の作り方で解説しています。
「案件」のシート
| 列 | 入れ方 | 入れるもの・決まり |
|---|---|---|
| 案件ID | 入力 | 重複しない番号。一度付けたら変えない(先週の行と突き合わせる鍵)。 |
| 会社名 | 入力 | 先方の会社名。 |
| 案件名 | 入力 | 同じ会社の別の商談と見分けられる名前。 |
| 担当者 | 選択 | 定義のシートの担当者から選ぶ。 |
| ステージ | 選択 | 定義のシートのステージから選ぶ。 |
| 金額(税抜・円) | 入力 | 整数だけ。幅があるなら先方が了承した額、無ければ低いほう。 |
| 想定クローズ日 | 入力 | 日付の形で。先方の手続きから逆算した日。 |
| 決裁者 | 選択 | 3段から選ぶ。空欄はいちばん弱い段とみなす。 |
| 予算 | 選択 | 3段から選ぶ。空欄はいちばん弱い段とみなす。 |
| 手続き | 選択 | 3段から選ぶ。空欄はいちばん弱い段とみなす。 |
| 日付の根拠 | 選択 | 3段から選ぶ。空欄はいちばん弱い段とみなす。 |
| 計上期 | 式 | 想定クローズ日と期首の月(定義)から「2026年度Q3」の形で出す。 |
| 確度 | 式 | ステージの確度(定義)を引く。 |
| 加重金額 | 式 | 金額 × 確度。円未満は切り捨て。 |
| 既定の区分 | 式 | 事実の4列の段のいちばん低いもの。失注・保留は対象外、受注は「受注」。 |
| 申告の区分 | 選択 | 既定と違う区分にしたいときだけ選ぶ。 |
| 申告の理由 | 選択 | 申告の区分を選んだら必ず選ぶ(空のままだと黄色になる)。 |
| 区分 | 式 | 集計に使う区分。申告があれば申告、無ければ既定。 |
| 次のアクション | 入力 | 「誰と何をするか」を動詞で終わる1文で。 |
| 次のアクションの日付 | 入力 | 空欄にしない。 |
| 確認日 | 入力 | 担当者が事実を確かめ直した日。 |
| 放置の判定 | 式 | 締めの日(集計)と比べて、日付切れ・次の手なし・未確認を出す。 |
「記録」のシート
| 列 | 入れ方 | 入れるもの・決まり |
|---|---|---|
| 締めの日 | 入力 | その週の締めの日。右の列には案件のシートの値をそのまま貼る。 |
| 案件ID〜放置の判定(22列) | 値を貼る | 「案件」のシートと同じ見出しが続きます。式ではなく値で貼ります。 |
事実の4列は、3段の文から選ぶ
決裁者・予算・手続き・日付の根拠は、定義のシートにある3段の文から選びます。 段は3がいちばん強く、既定の区分は4列のうちいちばん低い段で決まります(3=コミット、2=ベストケース、1=パイプライン)。 空欄はいちばん弱い段とみなします。
| 段 | 決裁者 | 予算 | 手続き | 日付の根拠 |
|---|---|---|---|---|
| 3 | 本人から導入の意思を聞いた | 予算枠を確保し金額も了承 | 残りの段と日程を先方と合意 | 先方の日程から逆算し先方も認識 |
| 2 | 特定し提案が届いたと確認 | 出どころが分かり確保の手続き中 | 承認の段を先方から聞き出せた | 先方にその時期に閉じたい理由がある |
| 1 | 不明・接点が無い | 未確認・次の予算編成待ち | 手続きが分からない | 担当者の希望の日 |
ステージと確度の初期値
定義のシートには、RevenueScale の標準のステージと同じ確度が入っています。 例の値なので、自社でそのステージから受注に至った割合の実績で置き直してください。
| ステージ | 種類 | 確度 |
|---|---|---|
| 接触 | 進行中 | 5% |
| アポ | 進行中 | 20% |
| 提案済み | 進行中 | 45% |
| 口頭合意 | 進行中 | 80% |
| 受注 | 受注 | 100% |
| 失注 | 失注 | 0% |
| 保留 | 保留 | 0% |
申告の理由は10個の選択肢から選ぶ
既定と違う区分にしたいときは、申告の区分と一緒に理由を選びます。 理由を空のままにすると、セルが黄色になります。
| 区分を上げる理由 | 区分を下げる理由 |
|---|---|
| 先方から発注の意思表示があった | 先方の社内事情で止まっている |
| 決裁者の合意が取れている | 決裁者が変わった、または不在 |
| 予算の確保が確認できた | 競合が優勢 |
| 稟議のスケジュールが確定した | 予算が削られた |
| 過去に同条件で受注した実績がある | 時期が後ろにずれた |
使い始める前に:ファイルの使い方のシートと同じ注意
- 「記入例」の2行は、使い始める前に消してください。
- 最初に定義のシートで、担当者・ステージ・期首の月を自社のものに直します。担当者・ステージ・事実の段は、定義のシートの値から選びます。
- ステージの確度は例の値です(RevenueScale の標準パイプラインの初期値と同じ)。自社でそのステージから受注に至った割合の実績で置き直してください。
- 確度・計上期・加重金額・区分は手で入れず、式で出します。灰色の列は式です。式を守るときは「校閲」→「シートの保護」を押すと、入力の列だけを直せます。
- 区分は、決裁者・予算・手続き・日付の根拠の4つの段のいちばん低いものです(3=コミット、2=ベストケース、1=パイプライン)。空欄はいちばん弱い段とみなします。
- 週に1回、締めの日を集計のシートに入れ、案件のシートの値を記録のシートへ「値のみ貼り付け」で追記します。式のまま貼ると、過去の記録まで変わります。
- 放置の判定は TODAY 関数ではなく、集計のシートの締めの日と比べます。未確認とみなす日数(既定は14日)は定義のシートで変えられます。
- 案件のシートには300行ぶんの式を入れてあります。足りなくなったら、最後の行をコピーして下へ広げます。シートを保護しているときは、先に「校閲」→「シート保護の解除」をしてから広げます(式を入れた行より下のセルは、保護しているあいだは直せません)。
- 受注・失注した行は消さずにステージで閉じ、想定クローズ日を決まった日に直します(受注済みも想定クローズ日の計上期で数えます)。着地見込みの下限は「受注済み+コミット」です。
週の回し方:締めの日を1つ決め、値で記録する
担当者が毎週自分の行を直し、締めの日に集計のシートの日付を書き換え、案件のシートの値を記録のシートへ写します。会議は、締めの日の数字で話します。 会議の直前に締めないのは、直前の更新が目標との差を意識した「上げ」になりやすいからです。
使い始める前に:定義のシートを自社のものにする
担当者・ステージと確度・期首の月を直し、案件のシートの記入例の2行を消します。定義を直したら、定義のシートの「定義を直した日」に日付を入れます。
締めの前まで:担当者が自分の行を直す
ステージ・金額・想定クローズ日・事実の4列・次のアクションとその日付を見直し、事実を確かめ直した日を確認日に入れます。受注・失注した行は消さずにステージで閉じ、想定クローズ日を決まった日に直します。
締めの日:集計のシートの締めの日を書き換える
締めの日を入れると対象の計上期が決まり、案件のシートの放置の判定(日付切れ・次の手なし・未確認)が出ます。判定は TODAY 関数ではなくこの日付と比べるので、週明けに開いても判定は進みません。
締めの日:記録のシートへ値で写す
案件のシートの行をコピーし、記録のシートの最後の行の「案件ID」の列から「値のみ貼り付け」で追記して、左の「締めの日」の列に日付を入れます。式のまま貼ると、過去の記録まで変わります。
会議:締めの日の数字で話す
集計のシートの受注済み・コミット・着地見込みの下限と、放置の判定の件数を見ます。日付切れの行は日付を先方の手続きから引き直し、未確認の行は事実を確かめ直す人と日を決めます。
式の中身:確度・加重金額・区分・放置の判定
式の列は、どれも案件のシートの同じ行と、定義・集計のシートだけを見ます。下の Excel の式は案件のシートの2行目のもので、列の文字は E=ステージ、F=金額、G=想定クローズ日、H=決裁者、M=確度です($ は省いています)。
- 計上期
- 想定クローズ日の年と月を、期首の月から数えて「2026年度Q3」の形にする
=YEAR(G2)-IF(MONTH(G2)<定義!R3,1,0)&"年度Q"&(INT(MOD(MONTH(G2)-定義!R3,12)/3)+1)- 期首の月(定義のシートの R3)が4なら、4〜6月が Q1 で、1〜3月は前の年度の Q4 です。
- 確度
- ステージの確度を、定義のシートから引く
=VLOOKUP(E2,定義!A3:C22,3,FALSE)- 加重金額
- 金額 × 確度。円未満は切り捨て
=INT(F2*ROUND(M2*10000,0)/10000)- 確度を0.01%の整数にそろえてから掛けます。RevenueScale の加重金額と同じ切り捨てです。
- 既定の区分
- 事実の4列の段のいちばん低いもの(空欄は1)。受注は「受注」、失注と保留は「対象外」
=IFERROR(INDEX(定義!G3:G5,MATCH(H2,定義!H3:H5,0)),1)- 式は決裁者の段の引き方です。表計算の MIN は空のセルを数えないので、4列それぞれの段を空欄なら1にしてから MIN を取ります。
- 区分
- 申告の区分があれば申告、無ければ既定の区分。受注と対象外は申告より既定を優先する
- 放置の判定
- 進行中の行だけ、締めの日(集計のシートの B3)と比べて「日付切れ」「次の手なし」「未確認」を出す
=G2<集計!B3- 日付切れは想定クローズ日が締めの日より前、次の手なしは次のアクションの日付が空欄か締めの日より前、未確認は確認日が空欄か、締めの日から未確認とみなす日数(既定は14日)以上前です。
集計のシートは、締めの日の計上期について、区分ごとの件数と金額を出します。 担当者ごとの受注済み・コミット・ベストケース・着地見込みの下限・加重金額も、同じ計上期で並びます。
着地見込みの下限 = 受注済み + コミット
上振れは + ベストケース。加重金額は進行中の案件の合計です。この表が回らなくなったら
次のようなことが続いたら、表を人の注意で回せる量を超えた合図です。
- 記録のシートへの写しが抜ける週がある
- 先週からの変化の説明を、会議の前に手で作っている
- 担当者がファイルを複製して書き込み、どれが正の数字か分からなくなる
- 式の列が上書きされ、確度や区分が手入力に戻っている
RevenueScale のフォーキャストは、この表の週次の締めと記録を、毎日の自動の記録に置き換えます。予測は毎日自動で記録され、過去の記録はあとから書き換わりません。 「先週からの変化」は1週間前にいちばん近い記録と比べ、申告予測の増減を新規・増額・減額・後ろ倒し・受注・失注・その他の動きに分けます。内訳の合計は、先週との差と必ず一致します。
確度と予測区分はステージから決まります(標準では提案済みがベストケース、口頭合意がコミット)。 担当者が区分を上書きするときは、この表の申告の理由と同じ10個の選択肢から理由を選びます。 事実の確かめは区分の式ではなく、ステージを進める条件(決裁者がいる・予算ステータスなど)で求めます。 止まっている案件と期限切れの次にやることは「要フォロー」に担当者ごとに並びます。
この表の案件は、会社を企業台帳に先に入れておけば(企業も CSV で取り込めます)、案件のシートを「CSV UTF-8」で保存して取り込めます。 1回2,000行までで、案件名・会社名・金額・想定クローズ日・ステージの列は見出しから自動で当たり、当たり方は取り込みの画面で直せます。 担当者の列は名前なので当たらず、取り込んだ人が担当者になります。
無料テンプレート(Excel)
ヨミ表のテンプレートを受け取る
フォームを送ると、その場でダウンロードできます(Excel(.xlsx)・5シート)。
- シートは使い方・案件・記録・集計・定義
- 列の決まりと使い方の注意は、ファイルの「使い方」のシートにも入っています
- 入れるのは会社名・お名前・会社のメールアドレスだけ(営業組織の人数は任意)