アポ率とは?Appointment rate
意味
アポ率とは、担当者と話せた件数のうち、商談の日時が決まった(アポになった)件数の割合のことです。アポ獲得率とも呼ばれます。
アポ率 = アポの件数 ÷ 担当者と話せた件数
アポ率の意味と、全体のアポ率・商談化率との違い
アポ率は、話せた相手を商談へ進める力を表します。 分母は架電の本数ではなく、担当者本人か検討に関わる人と話せた件数です。 架電のうち話せた割合は接続率(話せる率・通話率)と呼び、別に持ちます。
| 率 | 計算式 | 主に表すもの |
|---|---|---|
| アポ率 | アポ ÷ 話せた | 話し方、相手と切り口の選び方 |
| 全体のアポ率 | アポ ÷ 架電(= 接続率 × アポ率) | 架電の効率の全体。原因は分けられない |
| 実施率 | 実施した初回商談 ÷ アポ | 日程の置き方、先方の理解 |
| 商談化率 | 営業が受け入れた商談 ÷ 実施した初回商談 | アポの質、渡す基準 |
アポ ÷ 架電 を「アポ率」と呼ぶ会社もあります。 どちらで割ったかを書かずに比べると、同じ行動でも数字が何倍もずれます。 社内では「アポ率は話せたで割る」と決め、架電で割るものは全体のアポ率と呼び分けます。
数えるアポは、商談の日時が決まったものだけです。資料送付だけや「検討します」は含めません。 メールやフォームから取れたアポは、架電のアポ率に混ぜず別に数えます。 分母の「話せた」が無いアポだけが増え、率が上振れするからです。
アポ率の目安の置き方と、数字を読むときの注意
アポ率に一律の目安はありません。リスト・商材・トーク・相手の役職で変わるため、 他社の数字ではなく、自社の直近の実績から置きます。 置いた率は、アポ目標から必要な会話数と架電数を逆算するのに使います。
例アポ率から、必要な会話数と架電数を逆算する
月のアポ目標が12件、アポ率が25%、接続率が12%だとします。
- 必要な会話:12 ÷ 25% = 48件
- 必要な架電:48 ÷ 12% = 400本
全体のアポ率は 12% × 25% = 3% です。割り切れないときは、どちらの段も切り上げます。
数値は説明のための架空のものです。
アポ率を読むときの注意
- 母数を先に見る。例えば話せたが50件の期間では、アポ1件で率が2ポイント動きます。母数が小さいうちは、率ではなく件数で話します。
- アポ率だけで評価しない。アポの基準を緩めればアポ率は上がり、実施率と商談化率が下がります。リードクオリフィケーションの基準と一緒に見ます。
逆算の式と切り上げる理由は必要架電数の逆算ツールで扱っています。 RevenueScale では、管理者が月のアポ目標と想定のアポ率・通話率を置きます。 すると必要な会話数と架電数を切り上げで逆算し、実績と並べます。
アポ率の上げ方:冒頭の組み立てと、断られ方で直す場所を決める
話せたのにアポにならないときは、会話の中身を直します。 見るのは、相手が続きを聞くかを決める冒頭の組み立てと、断られたときの断られ方です。
- 冒頭の組み立て:名乗り・かけた理由・課題の仮説・質問の順で組みます。 用件の前に「今お時間よろしいですか」とだけ聞くと、相手は用件を知らないまま断れます。
- 断られ方:「用件の前の断り」「必要がない」「時期が合わない」などに分け、最初に出た理由を1つだけ数えます。 いちばん多い分類から直します。
- 時期が合わない相手:次に話す日を相手の言葉で決めて切り、再アプローチとして残します。
直した効果は、同じ種類のリストで、直す前と後のアポ率を比べて確かめます。 アポの質まで含めた指標の置き方はインサイドセールスのKPI設計で扱っています。