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パイプラインとは?Sales pipeline

意味

パイプラインとは、受注も失注もまだ決まっていない進行中の案件を、ステージごとに並べた集まりのことです。その金額の合計を指すこともあります。

パイプライン金額 = 進行中の案件の金額の合計(受注・失注・保留を除く)

パイプラインの意味と、ファネル・フォーキャストとの違い

パイプラインは、ある時点で「いくらの案件が、どの段にあるか」を示す在庫の数字です。セールスパイプラインとも呼び、案件が接触・アポ・提案済み・口頭合意と段を進む様子を、1本の管にたとえた言葉です。 受注・失注した案件は管から抜けます。

パイプラインと混同されやすい言葉
言葉表すものパイプラインとの違い
ファネルリードから受注までの各段の件数と歩留まり期間の流れを件数と率で見る。パイプラインはある時点の在庫を金額で見る
フォーキャスト期末の着地見込みパイプラインのうち、期内に閉じる分を見積もった数字
加重パイプライン金額 × 確度の合計確度で割り引いた見込み。パイプライン金額そのものではない
予測区分の「パイプライン」4つの事実のどれかが未確認の案件集まり全体ではなく、区分の1つ

最後の行は、会議でよく混ざります。「パイプラインは1億円」が全体の金額か区分の金額かで、意味はまったく違います。 区分の分け方はフォーキャストカテゴリの記事で扱っています。

パイプラインの見方と、金額が膨らむときの注意

見るのは総額ではなく、期内の金額が残り目標の何倍あるか(カバレッジ)です。期内とは、想定クローズ日がその期に入ることです。 必要な倍率は、自社の過去の期で期内に受注になった割合の逆数から出します。 計算の手順はパイプラインカバレッジの記事で扱っています。

例「パイプラインは1億円」を、期と区分で分け直す

進行中の案件の合計が1億円で、四半期の残り目標が2,400万円のチームがあるとします。 総額で割ると約4.2倍に見えますが、想定クローズ日が今期に入る案件は6,000万円でした。 今期のカバレッジは2.5倍です。

今期の6,000万円の区分は、コミット1,000万円・ベストケース1,500万円・パイプライン3,500万円です。 コミットとベストケースが全部取れて、ようやく残り目標に届く水準です。 「パイプラインは1億円」と聞いたら、期内の金額と区分の内訳を聞き返します。

数値は説明のための架空のものです。

金額が膨らむ3つの原因

  • 止まった案件を消さない:動いていない案件が残り、金額だけが増えます。
  • 日付に根拠が無い:期末日のような希望の日付で、期内の金額が膨らみます。
  • 加重金額を混ぜる:カバレッジの分子は加重前の金額です。加重パイプラインと取り違えないようにします。

止まった案件を棚卸しすると金額は下がります。下がった分は、もともと無かった数字です。 段ごとの落ち方はステージ転換率で見ます。

パイプラインを運用するときの型

  • 案件にする基準は緩くする:規律はステージを進む条件で効かせます。 作る基準を厳しくすると前段の案件が登録されず、不足に気づくのが遅れます。
  • 生成は営業サイクルの分だけ前に:今から作る案件が受注になるのは、営業サイクルの日数の後です。期の半ばに見つかった生成の不足は、来期の不足の知らせです。
  • 週次は増減の理由で見る:先週からの差を、新規・増額・減額・後ろ倒し・受注・失注などに分けます。総額だけでは、何が起きたかが分かりません。

RevenueScale の案件ボードでは、案件がステージの列に並び、確度はステージから自動で決まります。