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テレアポの接続率を改善する方法:不在と担当者不明の内訳から、時間帯・リスト・番号を直す

テレアポの接続率を改善するには、話せなかった架電を不在と担当者不明に分け、不在が多ければ時間帯を、担当者不明が多ければリストと番号を直します。この記事の切り分け表と計算例で、どこから手を付けるかを決められます。

RevenueScale 編集部公開 6分で読めます

テレアポの接続率とは:改善の前に「話せた」の定義と記録をそろえる

テレアポの接続率とは、架電のうち、担当者本人か検討に関わる人と話せた架電の割合のことです。話せる率・通話率とも呼ばれ、インサイドセールスの架電を分析するときの最初の数字です。 受付につながっただけの架電は含めません。

接続率 = 話せた ÷ 架電

話せたうち商談の日時が決まった割合がアポ率。分母は架電ではなく話せた数

定義は接続率の用語解説と同じです。 次の段のアポ率と分けて見ると、詰まっているのが「届くまで」か「話したあと」かが分かります。

改善は、1本ごとの結果を決まった選択肢で残すところから始めます。 自由記述では、話せなかった理由を後から数えられません。 次の5つに分けると、話せなかった理由と、話せたあとの行き先の両方が残ります。

  • 不在:呼び出し音だけ・留守番電話・話し中、受付で「外出中です」。話せていない。
  • 担当者不明:受付で取り次ぎを断られた、番号の誤り、担当部署が分からない。話せていない。
  • 断り:担当者と話し、断られた。話せた。
  • 再アプローチ:担当者と話し、次に話す日を決めた。話せた。
  • アポ獲得:担当者と話し、商談の日時が決まった。話せた、かつアポ。

ファネルは架電だけで数えます。 メールやフォームのアポを混ぜると、架電の分母は変わらずアポだけが増え、率が実力より高く出るからです。

接続率が低い原因の切り分け:不在か担当者不明かで、直す場所が変わる

接続率が低いときは、率そのものではなく話せなかった架電の内訳を見て、直す場所を時間帯・リスト・番号から1つに絞ります。不在・担当者不明・話せたの割合は、足すと100%です。 接続率が下がったら、どれが増えたかを見ます。

接続率が低いときの原因の切り分け
症状疑う原因打ち手と確かめ方
不在が多いかける時間帯が、相手の在席と合っていない時間帯ごとの接続率を2週間測り、高い時間帯へ本数を移す
担当者不明が多い代表番号止まり、部署名や担当者名が無い、番号が古い会話のたびに部署名・担当者名・次にかける時間を聞き、企業の記録に残す
特定のリストだけ低い業種や規模が商材に合わない、情報が古い一度でも話せた企業 ÷ 架電した企業(企業の到達率)をリストごとに比べる
架電単位は低いが、企業の到達率は保たれている同じ企業へのかけ直しが多いだけ何回目で話せたかを数え、その回の率が急に落ちる回の手前を上限にする

リストの良し悪しは、企業単位で比べます。架電単位の率は、同じ企業に何度かけたかで下がってしまうからです。 リストの作り方や重複の扱いは営業リストの管理で扱っています。

担当者不明は、会話のたびに次の手がかりを残して減らす

代表番号では、受付で止まった分がそのまま接続率を下げます。 受付では部署名を、担当違いの人には担当部署と担当者の名前を、本人と話せたら次にかける時間を聞きます。 これを企業の記録に残すと、2回目以降の架電が代表番号より先へ進みます。

計算例:時間帯ごとの接続率を2週間測り、架電を移して11.1%を12.2%にする

時間帯の打ち手は、母数のある時間帯どうしの差だけで決め、本数の少ない時間帯の高い率では結論を出しません。一般に言われる「つながる時間」は当てにせず、自社のリストで測ります。

例4人のISチームが、時間帯ごとの接続率を2週間測った場合

  • 9〜11時:180本で18件(10.0%)
  • 11〜13時:120本で8件(6.7%)
  • 13〜15時:200本で16件(8.0%)
  • 15〜17時:220本で33件(15.0%)
  • 17〜18時:80本で14件(17.5%)

合計は800本で89件、接続率は11.1%です。 17〜18時がいちばん高く見えますが、80本では話せたが1件動くだけで率が1.25ポイント動きます。

判断できるのは、母数のある11〜13時と15〜17時の差です。 仮に11〜13時の100本を15〜17時へ移し、それぞれの率が変わらないとします。 話せたは約6.7件減って15件増え、差し引き約8件増えて、接続率は約12.2%になります。

数値は説明のための架空のものです。

寄せるのは一部だけにします。同じ時間帯に同じ企業へかけ続けると、その時間帯の率も落ちるからです。 17〜18時のような少ない時間帯は、次の2週間も本数を残して測り続けます。

かけ直しも、回ごとに時間帯か曜日を変えます。 例えば2回目は翌営業日の別の時間帯、3回目は1週間後の別の曜日です。 同じ時間帯に何度かけても、相手の在席の型は変わらないからです。

接続率が上がった分で月の必要架電数が何本減るかは、必要架電数の計算ツールで確かめられます。

接続率の改善でよくある失敗:受付止まりを「断り」で数える、など3つ

接続率の改善は、打ち手より先に、記録の付け方と本数の使い方で崩れます。よくある3つと直し方です。

接続率の改善でよくある失敗と直し方
失敗なぜ起きるか直し方
受付止まりを「断り」で記録する断られたと感じた架電を、相手が誰かに関係なく断りにする。話せていないのに「話せた」に入り、接続率が上がってアポ率が下がる受付で止まった架電は、外出中なら不在、取り次ぎを断られたら担当者不明で記録すると決めて配る
同じ企業へ、同じ日に何度もかけ直すかけ続ければつながると考える。相手の在席は変わらず、着信の履歴だけが残って印象を損ねる時間帯か曜日を変えて間隔を空け、何回目で話せたかから再架電の上限を置く
接続率の低い担当者に、本数で応える率の問題を量の問題と取り違える。増えた架電も同じ割合で不在と担当者不明になる内訳を見て、時間帯・リスト・番号のどれを変えるかを本人と1つ決める

明日から始めること:定義をそろえ、最初の2週間は直すより測る

最初の2週間は打ち手を決めずに記録をそろえて内訳を測り、直す場所を1つに絞ってから次の2週間で1点だけ変えます。次の5つから始めます。

  • 「話せた」を担当者本人か検討に関わる人との会話と決め、接続率を同じ意味で使うとチームでそろえた
  • 架電の結果を5つの選択肢でその場で記録し、受付止まりを「断り」にしないと決めた
  • 話せなかった架電を、不在と担当者不明に分けて週ごとに見ている
  • 時間帯ごとの接続率と、リストごとの企業の到達率を2週間測る段取りを決めた
  • 次に変える打ち手を1つに絞り、判定の日と見る数字を先に決めた

判定は2週目の終わりに、IS責任者が母数を確かめてから行います。 母数が足りなければ、戻さずに判定をもう2週間延ばします。

話せたのにアポにならない問題は、接続率とは別に扱います。 アポの質まで含めた指標の置き方はインサイドセールスのKPIで、 担当者ごとのファネルを並べる画面は行動量の紹介で見られます。

よくある質問

テレアポの接続率には、受付との会話も含めますか?
含めません。受付を含めると接続率が上振れし、アポ率が下振れして、詰まっている段が逆に見えます。担当者本人か検討に関わる人と話せた架電だけを数え、チームで同じ定義を使います。
接続率と通話率・アポ率の違いは何ですか?
接続率と通話率は、ほぼ同じ意味で使われ、架電のうち担当者と話せた割合です。アポ率は、話せた会話のうち商談の日時が決まった割合で、分母が架電ではなく話せた数です。
テレアポの接続率の目安はどれくらいですか?
他社の平均より、自社の直近の実績を基準にします。商材・リスト・番号の種類で大きく変わるためです。時間帯やリストごとに2週間測り、自社の中で高い条件へ本数を寄せていきます。